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『おやすみ、エレン』- 寝てくれない子供に読み聞かせて欲しい魔法の絵本

子供がなかなか寝てくれなくて困っているという方へ

子供がなかなか寝てくれない、寝つきが悪くて困ってる!ていうお父さんやお母さんは結構多いと思います。


そもそも布団にすら入ろうとしない、なんとか入れてもすぐに立ち上がってみたり、絵本を次から次へともってきたり、中には2時間位絵本をねだり続けるつわものもいるみたいですよ。可愛い我が子だから少しくらいは許してあげるけど、これが毎日となると流石にへこたれちゃいますね。

みなさんは『おやすみ、ロジャー』という絵本をご存知ですか?テレビなんかでも紹介されていて今やベストセラーにもなっているのでどこかで名前くらいは聞いた事あるかもしれませんが、これがかなり凄い絵本なんです


そしてもう持っているし「飽きてきた」という方、おやすみ、ロジャーよりも楽しい内容でイラストもグッとかわいくなった、もちろん寝かしつけ効果も同じかそれ以上『おやすみ、エレン』という新作がでたの知ってましたか?


こんな表紙です↓


出典:株式会社 飛鳥新社

『あー、これ可愛いやつだ』と一目で思いますよね、どうみても可愛いです。


前作を持っていて効果を実感している人はもうエレン購入決定として、まずはロジャーを知らない方にどんな内容でどう凄いのかご紹介します。

『おやすみ、ロジャー』とは?

先にエレンを見て頂いたのでだいたいどんな感じの絵柄か想像がつくとおもいますが、こんな感じです↓


出典:株式会社 飛鳥新社

まあ全然違うんですけど、とにかくこの絵本は読み聞かせることで子供が『あっ』というまに眠くなってしまう魔法のような本なんです。



出典:株式会社 飛鳥新社


著者はスウェーデンの行動科学者・言語学研究者、カール=ヨハン・エリーン氏、日本では2015年11月に飛鳥新社から快眠セラピストの三橋美穂監訳で発売されています。副題に『魔法のぐっすり絵本』帯には『たった10分で、寝かしつけ!』とまで書かれていますよね、ここまで書いておいて効果がないでは洒落になってません、絶対寝かしつけてやる!みたいな自信を伺えます。

おやすみ、ロジャーのあらすじ

まず絵本の内容ですが、眠いのに眠れないうさぎの子『ロジャー』そして『読み聞かせる子供』が主人公となり、親切な魔法使いの『あくびおじさん』に会いに行きます。あくびおじさんはこんな人↓


出典:株式会社 飛鳥新社


あくびおじさんのもとに会いに行く途中で何人かの友達に出会う→あくびおじさんに眠くなる魔法の粉をかけてもらう→おかあさんの待つ家に帰ってきて眠る。


と、内容としてはとてもシンプルなものなのですが実は眠くなる心理学的な仕掛けがふんだんに盛り込まれています

絵本に隠された魔法の仕掛けとは?

この絵本、読み手に対しての細かな指示が入っていることがポイントなんです。どんな指示かと言うとこんな感じ↓


太字の箇所は、言葉や文を強調して読む

色文字の箇所は、ゆっくり静かな声で読む

▷【あくびする】など実際に動作の指示に従い【なまえ】には子供の名前を入れる

▷うさぎの名前ロジャーは、ロー・ジーャーとあくびを2回しながら読んでもよい


こういった指示に従って読む事で寝かしつけの効果がより高まります。もちろん慣れるまでは普通に読んでも寝かしつけの効果はあるみたいです。


他にも「もっともっと」や「ゆっくりゆっくり」のような繰り返しのセリフで意識に働きかける『アファメーション効果』を取り入れています。


これには、眠気を誘う言葉が繰り返されることで自分がその状態であるという暗示の効果を高める効果があります。


さらには途中で登場する『ウトウトフクロウ』が、実際の医療現場でも使われている『体の力を抜く方法』→(副交感神経の働きを高め、自律神経のリズムを整える「自律訓練法」)を教えてくれるのです。これでもかと子供を寝かしつけにかかっていますねこれは。


この絵本のさらに凄いところは、物語の始まる前に『注意』の表記とともに「車を運転している人のそばで音読しないこと」と、わざわざ強調しているのです。


要するに大人でさえ眠ってしまう可能性があるという事なんです。対象年齢は一応3歳から7歳となっていますが、話の内容をある程度理解できる年齢ならば効果がありうるということになりますね。


という訳でこのウサギ結構、いやかなり凄い子なんですよ実は↓

出典:株式会社 飛鳥新社


お、お母さんもなんだか凄そうですね、そしてもちろんこういった作品には個人差もあるので確実に眠るという訳ではありませんし、絵柄についてどうしても苦手な方もいると思います。

『おやすみ、エレン』とは?

そこでシリーズ第2弾としてかわいいゾウの『エレン』が登場する訳です。筆者はもちろんカール=ヨハン・エリーン氏、今回の絵はシドニー・ハンソン氏です。



こちらもたったの10分で寝かしつけ! をうたい文句にしているので可愛い分お得な気もしますロジャーも勿論可愛いんですけどね。こちら主役の『エレン』↓

シリーズとは言い難い程キャラクターの雰囲気がガラッと変わってしまっていますがこちらもしっかり『心理学的効果』にもとづく眠りの手法がもりこまれた魔法のぐっすり絵本なんです。

おやすみ、エレンのあらすじと特徴

こちらの絵本は『エレン』という優しくて勇敢な小さな象の話になります。どうやら彼女は『あなた(読み聞かせる子供)』の友達になりたいし、新しいことを教えたいと思っているようです。


そんな『エレン』と『あなた』が不思議の森を冒険しながら、ウサギやモグラなどエレンの友達たちと出会う→森を抜けた先にあるベッドで疲れて眠る。といった流れでロジャーと同じくこちらもストーリー自体はとてもシンプルです。

そして読み手に対して『強調して読む』や『静かに読む』などの指示もロジャーと同様細かく設定されています。


さらに催眠術的な要素も含まれていて、例えば森から出る眠りの階段を下るシーンでは階段を一つ降りる度に↓

『あなたは今、とってもリラックスしています』

『あなたのまぶたは今、とっても重たく感じています』

のような文章が並びます。英文の直訳なので催眠術の教科書みたいな文言になってしまいましたが、快眠セラピストの三橋さんが翻訳時にどのような優しい言葉に変換しているのかも楽しみです。

こんな感じで魔法の仕掛けがたっぷりの『おやすみエレン』、全32ページの絵本としては少し長めの作品ですが最後まで寝ずに読めるんでしょうか(笑)

まとめ

いかがでしたか?あなたはロジャーとエレンどちらが気になりましたか?お子さんがなかなか寝てくれなくて困っている方は是非一度てにとってみてはいかがでしょうか。世界中でベストセラーとなっている以上、効果を感じる事の出来る確率は相当高そうですよ!


それからもう一つ、この絵本の内容紹介で『繰り返し言葉』や『催眠術』といった言葉がでてきました。子供に催眠術なんて少し怖いって思った方も多くいるはずです。その気持ちすごく分かります!


でもこんな風に考えてみて下さい、『いたいのいたいのとんでいけー』っておまじない、これでだいたいの子供は泣き止みますよね。催眠術と少し過激な表現ですがこれと同じ事なんです、そう考えると決して怖い作品ではありませんよね。


大人がリラックスしていないと子供もリラックスなんて出来ません、安心して読み聞かせてあげてくださいね。